高層ビルからコンクリートの塊が落下、赤ちゃん抱いた父親が死亡―湖北省武漢市

Record China    2012年6月19日(火) 15時6分

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16日、中国湖北省武漢市で高層ビルからコンクリートの塊が落下し、通行人が死亡する事故が起きた。

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2012年6月16日、中国湖北省武漢市で高層ビルからコンクリートの塊が落下し、通行人が死亡する事故が起きた。17日付で地元紙・長江日報が伝えた。

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事故があったのは16日の午後8時(現地時間)。場所は同市徐東区の凱旋門広場で、死亡したのは35歳の男性。この高層ビル1階のATMから生後6カ月に満たない赤ちゃんを抱き、妻を伴って出てきたところだった。目撃者の証言によると、男性のすぐ後ろを妻が歩く形でATMから出てきた途端、上空からコンクリートの塊が突然落ちてきて、ひさしを突き破り、男性の頭を直撃した。

男性は血を流して、その場に倒れ込んだ。すぐに救急車で近くの病院に運ばれたが、間もなく死亡した。事故当時、生後6カ月に満たない娘を抱いていたが、男性が反射的に身を丸め、懐にスッポリ隠すようにしたため、愛娘は無事だった。一家はATMで現金をおろし、駐車場に向かう途中だった。

その後の調べで、コンクリートの塊は高層ビルの外壁からはがれ落ちたものであることが分かった。事故当日は奇しくも父の日の前日。その一瞬、男性は生まれたばかりの娘を抱きながら、どんな思いでこの世を去ったのか…。(翻訳・編集/NN)

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