家族が献血をしないと手術は受けられない?!中国の輸血不足と驚きの対策―香港紙

Record China    2012年6月18日(月) 6時16分

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14日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは中国の輸血用血液不足について取り上げた。手術を受ける際には家族の血液を提供しなければならないなど、あの手この手の対策が導入されている。写真は北京市の繁華街・西単の献血スポット。

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2012年6月14日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは中国の輸血用血液不足について取り上げた。

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中国では2010年から深刻な血液不足が広がっている。同年の手術数は前年比で18.6%の増加。一方、献血量の伸びは7.7%にとどまっている。中国人の献血率は9%。世界保健機関(WHO)の発表では世界平均は10〜30%で、中国人が献血に消極的なことも問題の要因となっている。

血液不足を解決しようと、中国政府はさまざまな対策を打ち出している。献血可能な最高年齢を55歳から60歳に引き上げたほか、献血すれば自分が手術を受ける際に無料で輸血を受けられる措置も導入した。また一般患者は手術を受ける前に家族や親戚に献血させ、使用量を調達する互助献血制度も奨励されている。

病院でも出血量が少ない術式が奨励されているほか、北京のある病院では大量の輸血をする際には上司の許可が必要とされ、また失血量が1リットル以下の場合は輸血を許可されないなどの節約術も導入された。(翻訳・編集/KT)

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