エリート留学生の時代は終了=受験回避の留学、低年齢留学が新たなトレンドに―中国

Record China    2012年6月15日(金) 10時5分

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13日、中国では小中学生の時点で海外留学の道を選ぶケースも増えている。写真は江蘇省南京市の大学受験会場。

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2012年6月13日、中国新聞網は記事「大学入試後、注目を集める低年齢留学ブーム=巨大なサービス産業市場を形成」を掲載した。

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先日、中国の統一大学入試「高考」が行われた。人生が決まってしまうテストとして、全社会の注目を集める一大行事だが、今、もう一つの大学入試「洋高考」の注目が高まりつつある。

「洋高考」とは海外留学を意味する。過去4年、中国人の海外留学は年20%ペースで増加し、2011年には34万人と過去最高を記録した。中国国内のトップエリートだけが留学していた時代とは異なり、今では大学合格が難しい生徒が留学して学位を取得することも珍しくなくなった。

また大学からではなく、中学や高校から留学する低年齢化もトレンドとなっている。重慶市の華新国際学校は小中学生のシンガポール留学をサポートする学校。以前は大学生の留学を仲介していたが、現地になじめないことが多く低年齢向けに切り替えたという。

シンガポール留学のコストは決して安いものではない。月2万元(約25万円)以上が必要となるが、それでも中国の残酷な受験戦争を回避できるならば、子どもにいい教育と学位を与えられるならばと大金を投じる親も少なくない。(翻訳・編集/KT)

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