中国政府の悩みの種は「裸官」官僚=汚職で海外に資産と家族、残るのは裸一貫の本人だけ―フィリピン紙

Record China    2012年6月13日(水) 23時7分

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9日、フィリピン紙ビジネス・ミラーは記事「中国は『裸官』対策を続けている」を掲載した。いつでも海外逃亡できるように妻子を海外に移住させる「裸官」が政府の悩みのタネとなっている。写真は2011年9月、貴陽市。反汚職の展示。

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2012年6月9日、フィリピン紙ビジネス・ミラーは記事「中国は『裸官』対策を続けている」を掲載した。11日、環球時報が伝えた。

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汚職で摘発された中国鉄道部の張曙光(ジャン・シューグワン)元副総工程師は、9年前に米国で84万ドル(約1070万円)もする豪邸を購入していた。当時、張の月給はわずかに384ドル(約4660円)。とても正規の給与で買える代物ではない。また張の妻子は米国で生活していたという。

妻子を海外に住まわせ、いざとなったらすぐに海外逃亡できる状態にある官僚を「裸官」と呼ぶ。中国には多くの「裸官」がいるが、汚職と逃亡防止をどのように対策するべきか、中国政府は頭を悩ましている。

中国メディアの報道によると、過去12年間で1万8487人の汚職官僚が摘発された。また別の報道によると、海外逃亡した汚職官僚、国有企業幹部が持ち出した資金は1990年代半ばからの累計で8000億ドル(約1兆200億円)に達しているという。また米研究機関の調査では2000年から2009年にかけ、非合法なルートで中国から流出した資金は2兆7000億ドル(約34兆5000億円)で世界一だという。(翻訳・編集/KT)

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