2012年6月7日、中国では大学入試センター試験の季節がやって来た。毎年、試験が近づくと受験生の親たちはわが子が少しでも良い点数がとれるよう、静かな環境づくりに全神経を注ぐ。香港紙アップル・デイリーが伝えた。

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今年の受験者数は915万人、そのうち大学に入れるのは上位75％。受験生の親たちはとにかくわが子に少しでも良い点数をとってもらおうと、毎年、受験シーズンになると異様なほど「静かな環境」にこだわり始める。

最後の追い込みの邪魔になるような「騒音」はすべて排除。隣近所にも「部屋の内装工事をするな、クラクションを鳴らすな、マージャンもするな」と要求。ネット上ではそんなピリピリ状態の受験生の親を近所に持つユーザーが、「家でトイレの水を流すのも何だか気が引ける」とぼやいている。

中にはカエルの鳴き声もうるさいと、付近の池に生息していたカエルたちをすべて毒殺してしまった親も。「点数が悪ければ、静かな環境のために命を差し出してくれたカエルさんたちに申し訳ないでしょう？だから、頑張ってもらわないと」と鼻息を荒くしている。（翻訳・編集/NN）