湖南省の大学が「名探偵コナンで学ぶ化学」を開講=即座に定員に達する―湖南省長沙市

Record China    2012年6月8日(金) 9時52分

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7日、湖南省長沙市の中南大学で、「名探偵コナンと化学の神秘」という科目が登場し、コナンファンの学生が殺到しているという。写真は中国で公開された劇場版名探偵コナンのポスター。

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2012年6月7日、湖南省長沙市の中南大学で、「名探偵コナンと化学の神秘」という科目が登場し、コナンファンの学生が殺到しているという。瀟湘晨報が伝えた。

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1年生の林楠楠(リン・ナンナン)さんは「まさか授業登録にも『秒殺』があるとは…」と語った。彼女が開講科目をチェックしようとパソコンを開いたところ「名探偵コナンと化学の神秘」というタイトルが目に入った。しかし、募集開始からたちどころに240人の定員に達しており、履修登録できなかったのだ。林さんは残念そうに「小さい時からコナンが好きで、アニメも600話以上、1話も欠かさず見ています。マンガはもっとたくさん読んでいます」と語った。

授業を担当する徐海(シュー・ハイ)副教授は海外留学経験者で、筋金入りのコナンファンを自認している。登録者が殺到していることについて「化学ではなくコナン目当ての学生が多いことは分かっているが、これをきっかけに化学にも興味を持ってもらえたら」とコメントした。

徐副教授は授業の合間を見て「復習」しており、授業では作中に登場する毒物や酒、花粉などについて、その化学的原理を解説する予定だという。「『化学と人類』という選択科目で、学生とコナンの話になり、この授業を思いつきました。登録者が多いことは励みになりますが、プレッシャーでもあります」と語った。

『名探偵コナン』では、様々な毒物に関する事件が数多く登場する。また、モルヒネや水酸化物、時には草花や普通の食べ物も殺人の手段として利用される。授業では、それらの化学的成分や毒性、人体への反応について解説が行われる。

また、作中で見られるお茶などの日本文化についても、日中における文化の比較を交えつつ、成分の相違などが語られる予定だという。(翻訳・編集/長河)

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