天安門事件から23年、馬総統が「中国本土の人権の進展を期待」と見解―台湾メディア

Record China    2012年6月4日(月) 15時24分

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4日、民主化を求めて天安門広場に集結した大学生らを人民解放軍が武力鎮圧した「天安門事件」から23年。台湾の馬英九総統は声明で、「大陸(中国本土)の人権が進展することを期待する」との見解を示した。写真は中国・北京の天安門広場。

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2012年6月4日、民主化を求めて天安門広場に集結した大学生らを人民解放軍が武力鎮圧した「天安門事件」から23年。台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は声明で、「大陸(中国本土)の人権が進展することを期待する」との見解を示した。台湾NOWnewsが伝えた。

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それによると、馬総統は「天安門事件から23年。大陸(中国本土)の経済は飛躍的に成長し、生活条件も随分改善された。だが、事件が残した傷跡はまだ癒えていない。国際社会の大陸の人権に対するイメージは、いまだに事件当時のままだ」と指摘。

また、「大陸(中国本土)はさらに多元的で開放的な民主社会に向かうための条件が整っている。天安門事件が残した傷跡を癒すことが政治改革の第一歩といえるだろう。そうすれば、大陸当局と人民との距離は縮むことになり、国際イメージも改善される」と訴えた。

「民主改革の推進は大陸(中国本土)内部の安定にもつながる」と馬総統。インターネットが発達した時代、中国本土の人々は台湾総統選も陳光誠(チェン・グアンチョン)事件も知っている。人権保護を進め、人権活動家を守ることが、中国本土の政治安定につながるとの見方を示した。

さらに、「両岸(中台)人民はともに中華民族で『炎黄の子孫』。台湾の民主化の経験が、中華文化の土壌に民主が根付くことは可能だと証明している」とした上で、「大陸(中国本土)の民主も進展することを切に願っている。それが、両岸(中台)の人々の心が近づく最も効果的な手段だといえよう」と締めくくった。(翻訳・編集/NN)

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