欧米人管理職たちよ、中国人社員のメンツをつぶすことなかれ!―米メディア

Record China    2012年6月2日(土) 8時31分

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5月29日、同僚の前で上司から叱責された中国人従業員は「メンツをつぶされた」という理由で、その職場から姿を消す。中国人にとってメンツを保つことは非常に大切なことなのだ。写真は外資系企業。

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2012年5月29日、米経済誌フォーブス(電子版)は「あなたの中国人従業員がメンツを失ったとき、あなたは彼を失うことになる」と題した記事を掲載した。31日付で中国の環球時報が伝えた。

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ある米国企業の上海オフィスで、米国人上司が「先月の売り上げが目標に達していなかった」という理由で、販売担当の中国人社員を他の社員の前で厳しく叱責(しっせき)した。すると彼は窓の外をしばらく眺めた後、そのまま職場から立ち去り2度と戻ってはこなかった。中国人社員にすれば、同僚たちの前で公然と批判されたことは到底受け入れられるものではない。彼の自尊心はひどく傷つけられ、メンツをすっかりつぶされてしまったからだ。

メンツを保つことは中国人社会にとって非常に大切だ。人前で自分の落ち度や欠点を指摘されることは恥でしかない。多くの中国人が自分と他人のメンツを守ろうとする。彼らが自分の意見や感情を表すのに消極的なのは、他人のメンツを傷つけないためだ。また中国人は他人のメンツを立てることにも熱心だ。大勢の前で表彰するのも、高価な贈り物をするのも相手のメンツを考えた上での行動である。中国で働く欧米人管理職にとって、中国人社員のメンツを常に考慮するのは容易なことではない。メンツをつぶされれば彼らは会社を出ていくだろう。しかし、反対にほめ過ぎても彼と同僚たちとの輪が乱れてしまう。重要なのはそのバランスなのだ。(翻訳・編集/本郷)

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