またしてもインド商人の誘拐事件か?何者かに連れ去られ行方不明に―浙江省義烏市

Record China    2012年5月25日(金) 0時30分

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19日、中国最大の日用品の卸売市場がある浙江省義烏市で、買い付けに来ていたインド人バイヤーが行方不明になっていることが分かった。同市では昨年12月にもインド商人2人が拉致・監禁される事件が起きたばかり。写真は義烏市。

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2012年5月19日、中国最大の日用品の卸売市場がある浙江省義烏市で、買い付けに来ていたインド人バイヤーが行方不明になっていることが分かった。同市では昨年12月にもインド商人2人が拉致・監禁される事件が起きたばかり。23日付で英BBC放送の中国語版が伝えた。

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インド紙ザ・ヒンドゥーが同国高官の話として伝えたところによると、ムンバイ出身のインド人バイヤーが今月19日、ホテルから身元不詳の人物に連れ去られた後、行方が分からなくなっている。このバイヤーが勤務する貿易会社と義烏のサプライヤーとの間で、取引をめぐる何らかのトラブルがあったものとみられる。

在中国インド大使館は21日、インド人商人に対し、「義烏での取引には危険が伴う」との勧告を出した。これを受け、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は22日、「こうした措置は問題解決につながらないだけでなく、中国とインドの正常な貿易活動にも影響を及ぼす」と述べ、「中国側は一貫してインド商人の合法的権益を保障している。インド側が冷静かつ正確に判断することを希望する」とけん制した。

ザ・ヒンドゥー紙は今回の事件について、「中国との間に新たな外交紛争が勃発する」との見方を示している。義烏では昨年12月にも取引をめぐるトラブルで、インド商人2人が拉致・監禁される事件が発生。事件解決のため、義烏に向かったインドの上海領事が5時間にわたり飲食できず、持病の薬も飲めなかったため、倒れて入院する騒ぎも起きている。(翻訳・編集/NN)

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