南シナ海領有権問題で中国・フィリピンの外交対話再開へ―中国メディア

Record China    2012年5月11日(金) 18時0分

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10日、南シナ海のスカボロー礁の領有権問題について、中国とフィリピンが緊迫状態に入って1カ月。中国ASEAN大使は、フィリピン側が中国在フィリピン大使館との間で外交対話を再開したと明かした。写真は中国の漁業監視船・中国漁政311。

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2012年5月10日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権問題について、中国とフィリピンが緊迫状態に入って1カ月。[イ冬]暁玲(トン・シアオリン)中国ASEAN大使は、フィリピン側が中国在フィリピン大使館との間で外交対話を再開したと明かした。国際オンラインの報道。

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フィリピン現地メディアも、アルバート・デル・ロサリオ比外相が前日の9日夜、同様に中比対話再開を認めたと報じている。これについて同大使は「われわれは常に対話実現に向けて働きかけてきた。これが両国間の最新の進展であると信じている」と発言している。

4月10日、フィリピン海軍が南シナ海のスカボロー礁で中国漁船を拿捕(だほ)しようとしたことから始まった領海問題。そこへ中国の漁業監視船が介入し、そのにらみ合いは現在も続いている。同月下旬には「フィリピン側から対話の窓口を閉ざした」と大使は説明し、今回の対話再開は中国側の努力によるものと強調。今月7日に傅瑩(フー・イン)中国外交部副部長が、フィリピン在中国大使館に対話再開を要請したことが最大の糸口になったという。

なお、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官も10日、定例記者会見上でこの問題について触れ「フィリピン側の対話再開を評価する」とした。さらに、再開された対話上でフィリピン側が中国の主権を尊重し、事態を拡大・複雑化させるような行動に出ないよう求めた。(翻訳・編集/愛玉)

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