商魂たくましい露天商たち、駅が無料配布した雨がっぱを大量強奪→売り物に―北京市

Record China    2012年4月26日(木) 20時13分

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24日、中国・北京市で開催中の北京モーターショーを見に行く人たちのために地下鉄の駅が雨がっぱを無料配布したところ、露天商に強奪され勝手に売り物にされるという騒ぎが起きた。写真は中国の雨がっぱ。ポンチョ風が一般的だ。

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2012年4月24日、中国・北京市で開催中の北京モーターショーを見に行く人たちのために地下鉄の駅が雨がっぱを無料配布したところ、露天商に強奪され勝手に売り物にされるという騒ぎが起きた。25日付で地元紙・北京晨報が伝えた。

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騒ぎがあったのは24日午前8時(現地時間)ごろ。地下鉄15号線「国展駅」では、23日に開幕したばかりの北京モーターショーを見に行く乗客がどっと押し寄せ、ラッシュを迎えていた。ところが、この日はあいにくの雨。駅からモーターショー会場までは歩いて100mの距離だ。

ここで、駅員たちが雨具を持たない乗客のため、あらかじめ準備していた雨がっぱを配り始めた。同駅の韓(ハン)駅長によると、「雨具がないお客様のため、7000着準備しました」。もちろん、無料である。だが、そんな善意を踏みにじる事件が起きた。韓駅長は突然、男女7〜8人に囲まれ、持っていた20着ほどのかっぱを奪われてしまったのだ。

「他の駅員も同じ目に遭いました。この日、配ったのは300着。そのうち、何着が奪われたのかは分かりません」とのこと。そして、あろうことか奪われたかっぱはすぐさま、近くの路上で転売された。1枚10元(約128円)。韓駅長は怒りに震えながら地元警察に通報した。

結局、捕まったのはほんの数人のみ。他の露天商は警察の姿を見るとすぐに逃げ去った。警察は雨がっぱをすべて没収。捕まった数人は2時間ほど説教された後、釈放されたという。(翻訳・編集/NN)

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