中国アニメがフランスで放映禁止に?「子どものIQが低下」とイラン研究者が実証…ネットでデマ拡散―中国

Record China    2012年4月25日(水) 12時0分

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人気アニメ「喜羊羊と灰太狼」がフランスで放映中止になったとの噂が中国のネットに流れた。24日、揚子晩報が伝えた。写真は2012年旧正月公開の映画版「喜羊羊と灰太狼」最新作。

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2012年4月、人気アニメ「喜羊羊と灰太狼」がフランスで放映中止になったとの噂が中国のネットに流れた。24日、揚子晩報が伝えた。

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中国国産アニメ史上最大のヒットとなったのが「喜羊羊と灰太狼」。羊の村を狙うオマヌケなオオカミ・灰太狼を、賢い羊族の少年・喜羊羊が撃退するコメディ。「トムとジェリー」を思わせる子ども向けコメディだが、キャラクターのかわいらしさもあり大ヒットとなっている。

ところがその「喜羊羊と灰太狼」が、フランスでは放映禁止になったというショッキングな噂がマイクロブログで広がった。灰太狼を撃退するやり方が暴力的すぎる、老人を敬っていない、羊族の子どもが恋愛をするなどが理由だという。また「シンガポール健康科技報」によると、イランの科学者ジョン・アブラハムは「喜羊羊と灰太狼を見るとIQが下がる」ことを証明したという。

中国のネットではこの噂が広がり話題となった。「うちの子どもは大好きだけど、正常に成長している」と反発する声もあれば、「ディズニーとか海外アニメと比べるとどうしようもない駄作」と納得する声もある。

ところがこの噂、全くのデマだという。揚子晩報が調べたところ、製作会社は事実ではないと完全に否定。また英語メディアには関連報道はなかった。それどころか「シンガポール健康科技報」という新聞すら存在しなかったという。(翻訳・編集/KT)

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