求職者の8割が求人詐欺の被害に、半分は泣き寝入り―中国

Record China    2012年4月25日(水) 9時23分

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20日、中国で求職中に詐欺に遭った経験がある求職者は全体の約8割に達していることが明らかになった。写真は江蘇省連雲港市の就職フェアで求人情報を見る来場者。

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2012年4月20日、中国青年報によると、就職シーズンのピークを迎えた今、就活中の大学生はくれぐれも「求人詐欺」に引っ掛からないよう注意しなければならない。就職ポータルサイト大手の英才網聯が実施した調査の結果、求職中に詐欺に遭った経験がある求職者は全体の約8割に達していることが明らかになった。騙されたと分かった後、「泣き寝入りした」人は50%に上り、「被害届を出す」「苦情を申し立てる」「訴えを起こす」などの対抗措置を講じた人はわずか20%だった。人民網日本語版が伝えた。

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英才網聯の調査によると、求人詐欺が最も多く起きるのはインターネット求人で、就職あっせん企業による求人がそれに続いた。詐欺の手口としては、就職後、実際の職場が求人情報に明記されていた職種、待遇、福利厚生など各種条件と異なるケースが大半だった。求人詐欺には一般的に、▽就業地をはっきり説明しない▽研修費や制服代など様々な名目で料金を徴収する▽労働契約書を取り交わさない▽提示された報酬が同業の相場よりずっと高い―などの特徴がある。

求人サイト大手の智聯招聘が2011年にまとめた調査報告によると、手付金、保証金、研修費、制服代など不合理な各種料金の徴収が求人詐欺で最も多いケースで、全体の70.9%を占めた。求職者が求人詐欺に簡単に引っ掛かる理由は、「職に就きたいという思いが先走り、世間知らずだった」が半数以上だった。このほか、「求人詐欺が横行するのは、労働力市場が規範化されていないため(20.3%)」や、「騙すほうは次々と手を替え品を替えてくる。詐欺に引っ掛からないようにと言う方が無理だ(10.2%)」などの意見もあった。

調査によると、求職者が求人詐欺に引っ掛からないための方法として、「正規の求職ルートを選ぶ(64.1%)」「求人企業の情報が事実かどうか確認する(58.2%)」「自分の実力を冷静に見極め、『棚からぼた餅』的なうまい話には決して乗らない(55.0%)」などが挙げられた。(編集/TF)

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