中国企業の北朝鮮への投資、7割が鉱物資源狙い―中国紙

Record China    2012年4月19日(木) 22時10分

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18日、北朝鮮に投資している中国企業の約70%が鉱物資源目的であることが分かった。写真は12年4月、中国遼寧省丹東市で開催された「中国丹東・朝鮮文化芸術作品展」。

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2012年4月18日、北朝鮮に投資している中国企業の約70%が鉱物資源目的であることが分かった。東方早報が伝えた。

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中国商務部によると、2010年末時点で中国から北朝鮮の非金融類直接投資額(実質ベース)は2億9000万ドル(約236億円)。北朝鮮に投資する中国企業の数と規模に関する中国政府の公式データはないが、200社は下らないとみられている。

韓国産業銀行傘下の経済研究院によると、そのうちの約70%が鉄と銅を中心とした鉱物資源に対する投資。その大半は中国東北部の黒竜江省、吉林省、遼寧省の企業で、もともとは地の利を生かして北朝鮮と日用品貿易をしていた。

「米を売るより、鉱山開発に投資した方が儲かる」。こう話すのは吉林省延辺朝鮮族自治州で焼肉屋を営む李(リー)さん。李さんの家族はもともと北朝鮮と日用品の密貿易をしていたが、最近は2つの鉱山への投資に切り替えた。

2005年10月に中国五砿集団が1年の交渉期間を経て、北朝鮮最大の無煙炭鉱山である龍登炭鉱の採掘権を得たことをきっかけに、その後、いくつもの中国企業が北朝鮮の鉱山採掘権を手に入れた。李さんは「許可さえもらえば、後は黙っていても金が入ってくる」と話している。(翻訳・編集/NN)

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