グーグル創業者のブリン氏、「中国は開かれたインターネットの敵」―英紙

Record China    2012年4月18日(水) 11時9分

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17日、米グーグルの創設者の1人であるセルゲイ・ブリン氏が「ハリウッドや中国、フェイスブックはインターネットの自由を脅かす敵だ」と語った。写真はグーグル北京。

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2012年4月17日、中国紙・環球時報によれば、検索エンジン最大手・米グーグルの創設者の1人であるセルゲイ・ブリン氏が英ガーディアン紙のインタビューに対し「ハリウッドや中国、フェイスブックはインターネットの自由を脅かす敵だ」と話した。

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ブリン氏は「世界各地で多くの強大な力が、開かれたインターネットを脅かしている」とし、「当時、このような状況下だったら、グーグルを創業することは不可能だっただろう」と語った。

5年前は中国やその他の国々がこれほど長期的にインターネットを規制するとは思っていなかったが、そうした考えは間違っていた、と同氏。「中国政府のインターネットに対する検閲を多くの国が模倣している」とし、イランやサウジアラビアといった国だけでなく、米国やイタリアなどの欧米諸国も規制に関する法案を打ち出そうとしているほか、英国も犯罪行為撲滅を名目にショートメッセージや電子メールへの監視をしようとしていることを挙げた。

このほか、ハリウッドの海賊版撲滅運動もインターネットの自由を損なうとしたほか、フェイスブックやアップルも一部のソフトを自分たちのプラットフォームでしかリリースしないといった閉鎖的なやり方をしていると指摘、これもイノベーションの妨げになるだけでなく、インターネット上での「バルカン化」を促すだけ、との懸念を示した。

しかし、16日付米タイムズ(電子版)はブリン氏のこうした言葉について、グーグル自身もユーザーを支配し、限定的な検索結果を与え、さらにはプライバシーに関わる米国政府の調査に協力しているではないか、と批判的な見方をしている。(翻訳・編集/岡田)

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