貿易戦争の回避で米中が合意=中国副首相が語る―中国メディア

Record China    2018年5月20日(日) 14時20分

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20日、新華国際は、米中貿易協議の中国側代表団を率いた劉鶴副首相がメディアのインタビューに応じ、中国と米国は合意に達し、貿易戦争は回避され、互いに追加関税をかけ合うことはしないと語ったと伝えた。資料写真。

2018年5月20日、新華国際は、米中貿易協議の中国側代表団を率いた劉鶴(リウ・ホー)副首相がメディアのインタビューに応じ、中国と米国は合意に達し、貿易戦争は回避され、互いに追加関税をかけ合うことはしないと語ったと伝えた。

劉副首相は、「これは積極的で、実際的で、建設性と成果に富んだ訪問で、双方は積極的で健康的な米中貿易関係を発展させていくことで多くの合意に達した。この協議の成果は、両国の元首がこれより前に共通認識に達したことが重要な要因であり、両国民と全世界の人のニーズが根本的な要因だ」と語った。

劉副首相によると、米中双方はエネルギー、農産品、医療、ハイテク製品、金融などの分野で貿易協力を強化していくという。「これは、中国経済を高品質なものへと転換し、人民の需要を見たすことができ、米国にとっても貿易赤字を減らすことができるため、ウインウインの選択肢だ」とも述べている。同時に、「双方は互いへの投資を強化し、知的財産権の保護の分野でも協力を進めていく。これは米中のみならず世界貿易の安定した繁栄にも寄与する」と語った。

劉副首相は「中国は膨大な中流家庭がいて世界最大の市場となっている。この市場には高い競争力があり、中国市場でシェアを獲得したいと思うなら、輸出国は製品のサービスと競争力を高め、中国人に買いたいと思ってもらう必要がある。中国は米国からだけでなく、世界中から購入したいと考えており、中国が間もなく開催する第1回国際輸入博覧会に、世界各国が参加することを歓迎する」と述べた。

さらに、「ボアオ・アジア・フォーラムで習近平(シー・ジンピン)主席が提出した、対外開放の四大措置について、習主席の要求に基づき間もなく実行する。開放によって改革や発展を促進するのは、中国の改革開放40年以来の経験が示しており、この先も堅持し続けて行く」と語った。

劉副首相によると、今回の米中の合意は必然であると同時に、一朝一夕にできるものではなく、両国間の貿易に関する構造的な問題の解決には時間がかかることを認識するべきだという。そのうえで「米中が貿易関係によって健全に発展していくことは歴史の潮流に符合しており、誰も阻むことはできない。将来的には、両国関係の発展の過程において、新たな矛盾や問題に遭遇するかもしれないが、われわれは冷静に対応し、対話を堅持して適切に処理すべきだ」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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