サッカーW杯で台湾が頭抱える、外交部トップが「行き詰っている」と嘆いた理由とは?―米華字メディア

Record China    2018年5月19日(土) 9時40分

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18日、米華字メディア・多維新聞は、サッカーW杯ロシア大会の関連サイトに「台湾(中国)」との表記がある問題に関し、台湾外交部のトップが「対応にほとんど行き詰っている」とコメントしたと報じた。資料写真。

2018年5月18日、米華字メディア・多維新聞は、来月開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の関連サイトに「台湾(中国)」との表記がある問題に関し、台湾外交部のトップが「対応にほとんど行き詰っている」とコメントしたと報じた。

問題の箇所は観戦者が取得する必要のある「FAN ID」の申請ページで、国籍選択欄には「TAIWAN(CHINA)」と記されている。この件について台湾外交部は17日、「今年3月に不当な呼称を見つけ、現地の代表処を通して訂正を申し入れた」と説明。ただ、ロシア外交部は「われわれは『一つの中国』原則に従う。政府も民間も以前から台湾を『台湾(中国)』としてきた」と回答したという。

同サイトには他にも問題があることが議員から指摘されており、「外交部はこうした状況を把握しているのか」との質問を受けた呉●燮(●は刊の干を金に)部長は「いわゆる『圧力を受けた』状況が見つかれば出先機関がただちに対応を行っている」と発言。この一方で、「現在、こうした事案は多く、外交部は対応にほとんど行き詰っている」とも述べた。

「台湾」の表記をめぐっては、先日もエア・カナダが台湾の空港の表記に中国を示す「CN」を加え、台湾がこれに抗議したことが報じられたばかりだ。(翻訳・編集/野谷

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