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人々がPCを使用する頻度が高まるにつれて、キーボードのキーとキーの間に溜まる汚れも多くなり、キーボードに潜む細菌の数は、便器の細菌よりも多くなってきている。
人々がPCを使用する頻度が高まるにつれて、キーボードのキーとキーの間に溜まる汚れも多くなり、キーボードに潜む細菌の数は、便器の細菌よりも多くなってきている。オーストラリア・スウィンバーン工科大学の研究チームはこのほど、オフィスのデスクにあるキーボードの細菌の数は便器の400倍に上るという事実を突き止めた。米シカゴの病院は、薬に耐性があるブドウ球菌はキーボードに24時間留まることができることを発見した。また、オランダの病院がキーボード100台に対する化学検査を実施したところ、うち95台からレンサ球菌、ブドウ球菌、その他病原体が検出された。キーボードは今や、集中治療室の中でも最も不潔な「モノ」となっている。生命時報が伝えた。
オーストラリアの科学技術情報サイト「サイレント・アラート」はこのほど、キーボードを清潔に保つための注意事項を取りまとめた。
多くの微生物研究者はいずれも毎週最低1回は、デスクとキーボードの掃除を行うべきだとしている。米国立衛生研究所(NIH)の専門家は、「共有コンピュータを使う前には、手をきれいに洗うこと。特に、インフルエンザの流行シーズンには手洗いを励行すべきだ。もし、キーボードが自分専用のものであれば、そこに潜む細菌は全て、自分の手の指に付着していたものとなる。健康に悪影響を及ぼす恐れはないかもしれないが、それでも頻繁に手を洗い、キーボードは清潔に保っておくべきだ」と注意を促している。
キーボードを掃除する際には、まずPCの電源をオフにして、電源コードを抜いてから、ボタンとボタン隙間に付着した塵や埃をドライヤーで吹き飛ばす。清掃の専門家によると、「水とアルコールを1対1で混ぜて作った溶液を使って、布でキーボードを拭くこと。アルコールに浸した綿棒を使ってボタンとボタンの隙間の汚れを取るのもおすすめ」とアドバイスしている。
米ニューヨーク大学医学部の微生物専門家は「携帯端末も徹底的に掃除すべきだ。携帯電話には大腸桿菌とレンサ球菌が常在しており、キーボード上の細菌と互いに伝播し合いやすい。毎日帰宅後、アルコール綿で携帯電話をきれいに掃除することが望ましい」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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