北朝鮮が米国人3人解放、韓国拉致被害者家族に期待高まる―独メディア

Record China    2018年5月14日(月) 8時0分

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11日、独国際放送ドイチェ・ヴェレ(中国語電子版)によると、北朝鮮に拘束され、ポンペオ米国務長官の訪朝に合わせて米国人3人が解放されたことを受け、韓国の拉致被害者家族の間に期待が高まっている。写真は北朝鮮。

2018年5月11日、独国際放送ドイチェ・ヴェレ(中国語電子版)によると、北朝鮮に拘束され、ポンペオ米国務長官の訪朝に合わせて米国人3人が解放されたことを受け、韓国の拉致被害者家族の間に期待が高まっている。

韓国当局のデータによると、北朝鮮には韓国人3835人が拉致され、連行されたとされ、家族らは一貫して解放を求めてきた。15年までに多くが脱北し、帰国に成功しているが、なお500人以上が拘束されたままだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任以降の南北関係改善を受け、家族の間に解放への期待が高まっている。

父親が北朝鮮に拉致された黄仁哲(ファン・インチョル)さんも、解放と再会を待つ一人だ。1969年12月、韓国の放送局に勤めていた黄さんの父は、出張でソウル行きの旅客機に乗っていた。しかし、機体は突然北朝鮮の元山市に着陸。機内に北朝鮮の工作員が同乗しており、乗客50人がそのまま北朝鮮に拉致された。その後、39人が帰国したが、残る人々は北朝鮮の説明によると「残ることを希望している」といい、今も帰らぬままだ。

2歳の時に父と別れた黄さんは、人生のほとんどを父の解放を求める活動に費やしてきた。12年に父は脱北して中国へ逃れようとしたが、寸前で核実験により国境が閉鎖され、失敗に終わった。父の消息を得たのは16年が最後という。(翻訳・編集/大宮)

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