日本が気にしているのは中国の経済力ではなく軍事力―英紙

Record China    2012年3月26日(月) 19時47分

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22日、英紙ガーディアンは「日本は東シナ海に慎重な視線を送っている」と題した記事を掲載した。写真は11年9月、河南省で行われた中国軍による実弾射撃訓練。

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2012年3月22日、英紙ガーディアンは「日本は東シナ海に慎重な視線を送っている」と題した記事を掲載した。23日付で環球時報(電子版)が伝えた。以下はその概要。

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中国が2010年に日本を追い抜き、世界第2の経済大国になっても、日本国内では思ったより悔しがる人は少なかった。中国の規模や過去20年間の成長ぶりからして、遅かれ早かれ追い抜かれるだろうと、日本の経済界では早くから予想されていたようだ。

日本が関心を寄せているのはむしろ、増強を続ける中国の軍事力。これが長年の懸案となっている領有権争いにどう影響するのか?資源開発やポスト米国時代の勢力争いにどう響いてくるのだろうか?と。

2010年の尖閣諸島沖での漁船衝突事件で両者の仲は急速に冷え切った。一連のゴタゴタが日本に「中国との摩擦はこれからも続いていく可能性が高い」と痛感させたようだ。対抗策として、日本は米国との同盟関係を再び強調し始め、オーストラリア、フィリピン、韓国などとの軍事関係を緊密化させた。

最近、日本が尖閣諸島周辺の無名の39島に名称を付けると発表し、中国の怒りを買った。中国外交部は「日本側がどんな名称を付けても、これらが中国のものであるという事実は変わらない」と声明を出している。

こうした状況を受け、防衛省のシンクタンク、防衛研究所は最近のレポートで、「中国の海軍増強が日本の安全に難題をもたらしている」「最近の中国の動向をみると、国際秩序と調和がとれていない部分が多い」と警告している。(翻訳・編集/NN)

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