若返り進む江蘇・浙江エリア 新一線都市の「若年化」の優位性明らかに

人民網日本語版    2018年5月8日(火) 12時50分

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世界最大級のビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」が江蘇省南京で発表した調査報告「都市別マインドの若さ指数」によると、新一線都市の職場における気持ちの若さはいずれも一線都市よりも若く、特に江蘇・浙江エリアの若々しさが際立っていた。

世界最大級のビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」が江蘇省南京で発表した調査報告「都市別マインドの若さ指数」によると、新一線都市の職場における気持ちの若さはいずれも一線都市よりも若く、特に江蘇・浙江エリアの若々しさが際立っていた。中国新聞網が伝えた。

リンクトインでコンテンツ・SNSマーケティングを担当する陳梅氏は、「弊社が発表した最新の調査報告データによると、職場における気持ちの若さが最も若かった都市トップ5は順に、蘇州深セン上海杭州、南京・北京(同位)で、江蘇・浙江エリアの3つの新一線都市がランクインした。このうち、蘇州市民の半数以上は、『自分自身の気持ちは、実際の年齢より若い』と認識しており、全国平均より11ポイント上回っていた」と紹介した。

これだけではない。「老いといかに向き合うか」という問題に対しても、新一線都市の人々は、より泰然自若とした態度を表している。「加齢という事実に対して焦る気持ちがある」とした人は、一線都市では48%だったのに対し、新一線都市では34%にとどまった。これに対し、新一線都市で働く人々は、精神的な衰えよりも肉体的な衰えについてより心配している。だが、肉体的な衰えであれ精神的な衰えであれ、新一線都市の13%以上が、「心配していない」と答えた。一方、一線都市で懸命に働く人々のうち、「衰え」について認めている人はわずか6%だった。

陳梅氏によると、調査研究から、ある1つの都市が「若いか否か」を判断する上で、以下の要素が重要であるという。

〇人材が大量に流入し、かつ、多様化の程度が高い(55%)

〇今後のその都市の発展空間が大きく、キャリア発展のチャンスが多い(54%)

〇都市における文化・娯楽施設や活動内容が充実している(52%)

〇都市生活のリズムが適度で、趣味の活動や社交活動を営むための時間やエネルギーを十分に保つことができる(50%)

陳梅氏は、「これらの要素のうち、経済・都市建設の面でここ数年台頭してきている新一線都市は、発展のバランスが取れており、全体的に一線都市に決して引けを取っていない。さらには、『今後の発展空間』と『都市生活のリズムが適度』という2つの面では、一線都市を大幅に上回っており、新一線都市は著しい優位性を備えている」と指摘した。

また、調査研究によると、職場人が重視する項目が都市によってかなり異なっている。南京で働く人々が最も重視するのは、「文化施設が整っており、活動内容が豊富であること」で、蘇州で働く人々は、「生活コストが低く、経済的プレッシャーが少ないこと」を最重要視している。杭州のホワイトカラーは、「生活のリズムが適度であることと個人生活を営む上で十分なエネルギーを蓄えられること」を最も期待しており、重慶で働く人々は、「今後のキャリア発展のチャンスに恵まれていること」を最も期待していた。北京で働く人々は、「何よりも汚染の無い都市環境を切望する」としていた。

陳梅氏は、「新一線都市は、生活のリズムと生活コストがいずれも適度である。さらに、文化産業関連設備や活動の充実がますます重要視されつつあることから、物質的・ハード面での条件が優れている一線都市に比べ、新一線都市の「ソフト面での福利」はより多くの職場人を惹きつけている。新一線都市の人々は、仕事以外のプライベートタイムに、より多くの空間の中で自分自身に関心を注ぎ、多様化したライフスタイルを発展させることが可能となっていることから、より若々しい精神状態を保つことができる」との見方を示した。(編集KM)

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