「安全生産のモデル企業」の化学工場で爆発事故、約50人が死傷―河北省石家庄市

Record China    2012年2月29日(水) 12時1分

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28日9時30分頃(現地時間)、中国河北省石家庄市趙県の化学工場である克爾化工公司の爆発事故で、死者が16人に増え、負傷者は43人に増えた。

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2012年2月28日9時30分頃(現地時間)、中国河北省石家庄市趙県の化学工場で発生した爆発事故で、死者が16人に増え、負傷者は43人に増えた。新華ネットが伝えた。

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事故が発生したのは克爾化工公司の生産現場。第一財経日報の報道によると、同社は2010年に安全生産の優良企業に選ばれており、現地の主幹産業である医薬化学工業を代表する企業だった。さらに石家庄日報は、同社が2010年当時ですでに3年先までの発注依頼を受けており、発注元には独製薬大手・バイエル(Bayer AG)のような国際的企業も含まれていたと報じた。また、発注通りの生産を行えば、年販売額は7億元(約89億円)に達するという。

同工場の主要製品は、スキー場の雪を固めるために使用されることもある硫酸アンモニウムと、高エネルギー燃料である硝酸グアニジン、そして火薬の原料として使用されているニトログアニジンなどである。

今回の爆発は、硝酸グアニジンによる可能性が高いとのことだが、詳しい原因については現在も調査中である。(翻訳・編集/内山

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