中国で商標権トラブル続発、国民の知的財産権意識も向上―シンガポール紙

Record China    2012年2月28日(火) 13時45分

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27日、中国では米アップルや元NBA選手のマイケル・ジョーダン氏などを巻き込んだ商標権トラブルが相次ぎ、国民の知的財産権に対する意識も高まっているとみられる。写真はアップルのロゴ。

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2012年2月27日、シンガポール華字紙の聯合早報は、中国では米アップルの多機能情報端末「iPad(アイパッド)」や米元有名バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン氏などを巻き込んだ商標権トラブルが相次ぎ、「国民の知的財産権に対する意識も高まっている」と伝えた。

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中国では最近、iPadの商標権を巡り、アップルと広東省深セン市の情報機器メーカー・唯冠科技が対立。さらに、米プロバスケットボール協会(NBA)元スター選手のマイケル・ジョーダン氏が、福建省のスポーツ服メーカー・喬丹体育を相手取り、「名前の中国語表記(喬丹)を無断利用された」として提訴するなど、商標権を巡るトラブルが話題となっている。

さらに最近話題なのは、NBAに彗星のごとく現れた台湾系のジェレミー・リン(林書豪)選手。活躍が伝えられるやいなや、中国本土であっという間に別人が商標登録。「林書豪」は世界で最も速く“ブランド化”した名前となり、評価額は1400万ドル(約11億円)とさえいわれている。

上海市の復旦大学知的財産権研究センターでは「商標権が話題となっているのは、中国社会の知的財産権意識が向上した証拠だ」としている。(翻訳・編集/AA)

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