2012年2月25日、中国国営ラジオ局・中央人民広播電台のウェブサイト・中国広播網によると、中国の美容整形業界がここ10年盛んになってきたが、その間、20万件の消費者相談が寄せられていることが分かった。

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国際美容整形外科学会のランキング25位以内の国と地域の整形外科医師と手術について調査したところ、09年から10年にかけて、中国で行われた美容整形手術は340万症例以上、うち外科手術が180万例、それ以外の手術が160万例だった。米紙ニューヨーク・タイムズによれば、米国、ブラジルに次いで中国は世界で3番目の整形大国になった。駐中国韓国大使館によれば、11年、美容整形目的で韓国を訪れた中国人観光客は、前年比386％増加し、1073人にビザを発給したという。

10年、中国の美容整形市場規模は3000億元（約3兆8600億円）前後、業界関係者は2000万人を超えた。美容整形業界は年平均40％以上の勢いで成長しており、上流企業の売り上げは年60％で急激に成長している。市場の繁栄に比して、中国の美容整形機関の技術レベルのばらつきが手術の危険性を膨らませている。中国消費者協会によれば、美容整形分野に消費者からのクレームが集中しているという。美容整形の失敗により顔が変形してしまったというクレームは年平均2万件近く寄せられ、10年間ですでに20万件に及んでいる。（翻訳・編集/渡邊英子）