多数の香港住民が中国本土で預金、人民元利率高で―中国

Record China    2012年2月23日(木) 9時45分

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17日、人民元の値上がりや三度にわたる利率引き上げで、同じ人民元でも香港よりも中国本土の方が利率が高くなり、中国本土で口座を開設し元預金をする香港住民が急増している。写真は広東省深セン市内の中国銀行。

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2012年2月17日、証券時報によると、度々の人民元切り上げや中国人民銀行(中央銀行)が三度にわたって利率の引き上げを行ったことが原因で、同じ人民元でも香港よりも中国本土の方が利率が高くなり、広東省深セン市で口座を開設し人民元の預金をする香港の住民が急増している。

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深セン市内の中国銀行のある支店では「訪れる客の9割が香港人だ」と関係者は話している。すぐ近くの別の支店でも似たような状況で、朝早くから待合室の椅子は満席。その多くが口座の開設や預金のために香港から来た人だという。

香港から深センへ預金をしに来たある男性は「香港では香港ドルも人民元も収益率が低い」と話す。香港では大手銀行の1年満期の人民元預金利率は2〜2.5%だが、中国本土では3.5%となっており、利回りの高い短期型預金が特に人気が高いという。

しかし、こうした動きによって預金が増えることは貨幣の発行を増やすことと同じ意味を持つことから、人民銀行による貨幣流通量管理が難しくなると専門家は見ている。(翻訳・編集/岡田)

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