外交部、「海外からのゴミ」の入国禁止は法に基づく権利

人民網日本語版    2018年3月27日(火) 17時0分

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外交部(外務省)の華春瑩報道官は26日の定例記者会見で「外国からの廃棄物」の入国禁止は中国にとって法に基づく権利であり、米高官のいわゆる「懸念」は不当で法的根拠がないと指摘した。

外交部(外務省)の華春瑩報道官は26日の定例記者会見で「海外からのゴミ」の入国禁止は中国にとって法に基づく権利であり、米高官のいわゆる「懸念」は不当で法的根拠がないと指摘した。

【記者】報道によると、米高官は23日の世界貿易機関(WTO)製品貿易理事会で中国が「海外からのゴミ」の受け入れ停止を決めたことに懸念を表明し、再利用可能品の輸入制限は世界の廃棄物サプライチェーンを深刻に妨害したとした。また、中国はWTOの義務に違反し、国内と国外のゴミ産業を区別して扱い、過度の貿易制限政策を取っているようだとし、中国側にこの措置の即時停止を求めた。これについてコメントは。

【華報道官】「海外からのゴミ」の入国を禁止し、固形ゴミの輸入管理制度改革を推し進めるのは、中国政府にとって新発展理念を貫徹実施し、環境の質の改善に力を入れ、国の環境的安全と国民の健康を保障するための重大な措置だ。これは中国政府にとって国際法に基づく権利でもあり、数多くの国民から断固たる支持を得ている。

この米高官が中国側の正当で合法的な行動を重大問題として取り上げ、中国側はWTOの義務に違反している「ようだ」と言うのは大変偽善的だ。まさか米側の対中ハイテク・高付加価値製品輸出制限は正当で、中国が法に基づき「海外からのゴミ」の輸入を制限するのは違法だというのか?

1980年代末の「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」は、外国の有害廃棄物及びその他廃棄物の自国領への進入を禁止する権利が各国にあることを十分に確認している。条約は、各自の有害廃棄物及びその他廃棄物の近場での減量及び処理の義務が各国にあることも定めている。米側がバーゼル条約の精神に基づき、自らの生じた有害廃棄物及びその他廃棄物の自らの減量・処理・消化に基づき、世界のためにしかるべき責任と義務を一層担うことを希望する。(編集NA)

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