軍事評論家「米・タイ主導の軍事演習コブラゴールドは対中国を想定したもの」―中国メディア

Record China    2012年2月10日(金) 13時17分

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8日、米国、タイをはじめとする計7カ国によるアジア最大の合同軍事演習「コブラゴールド」について、中国中央電視台の番組で二人の評論家が「米軍が対中国を想定し、アジアでの主導権強化を図るものである」とコメントした。写真は中国人民解放軍空軍の演習。

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2012年2月8日、米国、タイをはじめとする計7カ国によるアジア最大の合同軍事演習「コブラゴールド」について、中国中央電視台(CCTV)の番組『環球視線』では評論家の尹卓(イン・ジュオ)氏と、宋暁軍(ソン・シャオジュン)氏が「米軍が対中国を想定し、アジアでの主導権強化を図るものである」とコメントした。以下はその内容。

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参加人数1万3000人のうち、9000人近くが米軍の兵士だ。アジア回帰を目指す米軍はかつてないコストと規模で北東アジアや太平洋、東南アジア諸国も巻き込んで軍事的存在感を高めようとしている。演習では米軍の最新装備も披露され、各国を威嚇すると同時に、米国製兵器のアピールの場にもなっている。

31回目を数えるこの合同演習は、1970年代〜80年代に対共産主義、社会主義を念頭に置いて始まったものだ。目下、最大の社会主義国は中国であり、米軍による南シナ海での演習が、対中国を想定していることは間違いない。31年前、演習が対ソ連を想定していた頃、インド、ベトナムを警戒する中国もこれに参加していた。ベトナム戦争終結後、米国が東南アジアから去ったところへソ連がベトナムのカムラン湾に駐留しようとしていた頃だ。当時、米国は対ソ連、対ベトナムにおいて中国を頼りにしていたが、時は流れ、今度はこの枠組が対中国を想定したものに変わっていったのである。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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