中国深センの原発が旧データのまま稼働、グリーンピース原因究明求める―放射能漏れの心配はなし

Record China    2012年2月2日(木) 6時28分

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1日、中国広東省の大亜湾にある嶺澳原子力発電所がデータ更新を怠ったまま稼働していたことが発覚した。写真は嶺澳原子力発電所。

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2012年2月1日、人民網によると、中国広東省深センの大亜湾にある嶺澳原子力発電所がデータ更新を怠ったまま稼働していたことが発覚したと、香港の文匯報が伝えた。同原発は香港からわずか50kmの場所に位置している。

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嶺澳原子力発電所を運営している大亜湾核電運営管理公司のウェブサイトによれば、発覚したのは3日前。同発電所3号機が古いデータのまま稼働されていることに職員が気づき、即座にデータの更新を行った。放射能漏れは起きておらず、稼働にも影響はないとされている。事故は人為的なミスによるものだが、国際原子力事象評価尺度(INES)ではレベル0(ゼロ)の範囲になるという。

大亜湾にある大亜湾原子力発電所(1〜2号機)と嶺澳原子力発電所(1〜4号機)はいずれも2011年にはレベル1以上の事故を出していないが、国際環境NGO・グリーンピースは「今回の事故で人為的なミスは避けられないことが明らかになった」と指摘。放射能漏れが起こらなかったのは偶然に過ぎないとし、原因究明と情報の公開を求めている。(翻訳・編集/岡田)

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