2018年3月18日、参考消息網によると、中国・南京市在住の日本人監督・竹内亮さんのドキュメンタリー番組「私がここに住む理由」が中国で爆発的な人気となっている。中国で暮らすさまざまな日本人に密着した同番組は、動画サイトで再生回数が延べ2億回を超えている。中国の若者には「日本の本当の姿が見える」と好評だという。

記事によると、南京市で昨年末、番組の出演者らとファンが集まる感謝イベントが開催され、会場は200人を超える若者らでにぎわった。同番組は15年11月にスタート。竹内さんは、天津市で日本語を教える視覚障害者の女性、大連市で子どもを育てるシングルマザーなど、中国で生きるさまざまな日本人の日常生活に密着し、彼らが「中国で暮らす理由」を紹介してきた。

番組は主に中国の10〜30代の若者に、「口先の友好だけではなく、本当の日本人が見える」と熱狂的に受け入れられたという。13年に竹内さんは家族とともに南京市に移住、15年から同番組の撮影を続けてきた。中国のメディアにもたびたび取り上げられるようになった竹内さんは「日本と中国の架け橋になりたい。日本を知って理解してもらいたい。日本の真実を伝えたい」と話しているという。（翻訳・編集/大宮）