もはや年末の風物詩?中国各地で給与未払いをめぐる悲劇が多発―米華字サイト

Record China    2012年1月5日(木) 20時6分

拡大

3日、中国各地で給与未払いをめぐるトラブルが発生している。写真は11年12月、陝西省の建設会社で未払いだった給与を受け取る作業員たち。

(1 / 4 枚)

2012年1月3日、中国各地で給与未払いをめぐるトラブルが発生している。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

その他の写真

山東省徳州市では昨年12月25日、土木作業員の庄(ジュアン)さんが未払い給与の回収に出かけた後、自宅前で遺体となって発見された。鼻から血を流し、唇は紫に変色。辺りには血痕が点在していた。

広東省台山市では、香港系電機メーカーの工場で約500人の工員が給与未払いに抗議して3日間のストライキ。同省仏山市ではマンションの建設現場で、7カ月分の給与が未払いのまま日給を下げられたことに腹を立てた作業員が宿舎で除草剤を飲んで自殺を図った。

陝西省西安市では46歳の女性出稼ぎ労働者が約7万元(約85万円)の未払い給与をめぐり、建設現場の高さ約30メートルの場所から飛び降り自殺を図った。騒ぎを受け、警察が責任者を連行、事情聴取が行われた。

近年、中国で出稼ぎ労働者に対する給与未払いは日常茶飯事となっている。2003年には温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が重慶の女性出稼ぎ労働者の給与未払い問題を自ら解決したことで、一気に社会に知られるところとなった。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携