2011年12月24日、シンガポール英字紙ザ・ストレーツ・タイムズは中国の大手動画共有サイトの論戦を報じた。27日、新華網が伝えた。

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時価総額で中国2位の動画共有サイト・土豆網は、同社が版権を取得したコンテンツの海賊版が優酷網（同1位）で公開されていると非難。記者会見を開いて糾弾すると同時に、監督官庁に通報した。一方、優酷網も同じく土豆網の権利侵害を批判している。

この戦いに日本企業も加わっている。テレビ東京は「ナルト」などのアニメ放映権を土豆網に提供しているが、このほど、海賊版を放送しているとして優酷網及びそのスポンサー企業に警告状を送った。

テレビ局などのコンテンツホルダーが海賊版を公開している動画共有サイトを訴えるという事例はよくあるが、動画共有サイト間の戦いは異例の事態だ。一部アナリストは動画共有サイト同士が監視し合うことで、海賊版の横行を止める契機になるのではないかと期待を寄せている。（翻訳・編集/KT）