外国人求職者にとって中国は魅力的な国、インターンシップの長所と短所―シンガポール紙

Record China    2011年12月19日(月) 7時3分

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17日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムスは、世界金融危機や欧米の大規模失業という状況下にあって、経済の強靭な中国が更に多くの外国人求職者を引き付け、インターンシップが盛んだと報じた。写真は今年4月、北京で行われた外国人就職説明会。

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2011年12月17日、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムスは、世界金融危機や欧米の大規模失業という状況下で、経済の強靭な中国がより多くの外国人求職者を引き付けていると報じた。

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しかし、実際に中国に訪れたことのない外国人にとって、中国企業で働くのは易しいことではない。実習生の求人を扱う人材会社の総経理は、大学生や新卒者が中国で就職することは難しいだろうと明かす。さらに、中国と取引のある世界的投資企業や海外展開をにらむ中国企業が必要としているのは、海外市場で彼らの助けとなってくれる国際的な人材だという。

そこで学生、企業双方に有利な方法として挙げられるのが実習(インターンシップ)だ。実習を通して外国人学生は中国企業を理解することができ、今後の就職活動にも有利となる。実習生は企業に外国文化や市場を理解する機会を提供してくれるというわけだ。

一方、学生にとっては実習の仕事で精いっぱいになったり、企業は却って採用活動が難しくなったりするといったデメリットも存在する。言葉や文化の違いも大きな要因だ。先の総経理は「外国人学生にとって中国での生活そのものが大変なのに、まして中国企業での実習は言わずもがなだろう」と語る。

中国人力資源社会保障部発表のデータによると、中国で働く外国人は09年22万3000人、10年末23万1700人だった。この増加傾向は今年も継続すると見込まれているが、中国の経済成長が緩やかになるにつれ、中国で働く外国人も減少するだろうとみられている。(翻訳・編集/中原)

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