中国の工場に“深刻なクリスマス”来る=欧米の不況で輸出が大幅減―豪紙

Record China    2011年12月12日(月) 22時52分

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11日、欧米の不況を受け、中国の輸出メーカーが大幅な輸出減に苦しんでいる。写真は世界最大の日用雑貨品卸売市場・浙江省義烏市。

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2011年12月11日、環球時報によると、豪紙オーストラリアンは8日、「中国の工場が直面する深刻なクリスマス」と題した記事を掲載し、欧米の不況の影響で大幅な輸出減に苦しむ中国の輸出メーカーの現状を伝えた。

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世界最大の日用雑貨品卸売市場・浙江省義烏市で、クリスマス用品を取り扱う張さんの今年の売り上げは大幅に減少している。ここ数年は欧米向けに600万元(約7200万円)分の商品を輸出していたが、今年は400万元(約4800万円)に達すればいい方だという。

こうした状況は、張さんの会社だけでなく、義烏市の数千社が同様の状況に陥っている。各社はクリスマスに向けて増産を予定していたが、肝心の欧米からの注文が激減し、多くの企業が深刻な状況に直面している。

世界の工場・中国の心臓部に当たる広東省の工業地帯でも、多くのメーカーに同様の深刻な状況が見られる。欧米諸国からの注文が減少し、生産能力過剰が悪影響を及ぼしているだけでなく、人件費の上昇や頻発するストライキなどがメーカーをさらなる苦境に追いやっている。

こうした状況について、中国商務部は「来年、欧米の状況が根本的に好転することはなく、国内のコストも今年同様高止まりのままだろう。従って、来年の輸出貿易の状況は相当厳しいものになる」との見方を示している。(翻訳・編集/HA)

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