「癌の村」の責任は唐・宋時代に遡る、当局が大手鉱山企業の廃水垂れ流しを擁護―江西省

Record China    2011年12月8日(木) 19時22分

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8日、中国江西省楽平市郊外に「癌の村」がある。村民らは鉱山企業による有害重金属の銅を含む工業廃水の垂れ流しが原因だとしているが、企業側と地元環境保護当局は「銅採掘は唐・宋時代から続いている」と反論している。写真は楽安河。

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2011年12月8日、中国江西省楽平市郊外に「癌の村」がある。村民らは鉱山企業による有害重金属の銅を含む工業廃水の垂れ流しが原因だとしているが、企業側と地元環境保護当局は「銅採掘は唐・宋時代から続いている」と反論している。北京紙・京華時報が伝えた。

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垂れ流しが指摘されているのは江西省徳興市にある中国の銅生産最大手・江西銅業集団傘下の複数の銅採掘企業。ここから排出される工業廃水が徳興市と隣の楽平市を流れる楽安河に流れ込み、周辺住民の健康を著しく害しているという。楽安河は両市の市民から「母なる川」と呼ばれ、重要な飲料水の供給源となっている。

特に被害が深刻なのが「癌の村」と呼ばれる楽平市名口鎮の戴村。この20年間で兵役検査に合格した若者は1人もおらず、毎年4〜5人が何らかの癌で亡くなっている。「その数も増加傾向にある。我々は毎日、毒を飲まされているようなものだ」と村民の戴金発(ダイ・ジンファー)さんは語る。

ところが、企業側と地元の環境保護当局は責任を「歴史」に押し付けている。その言い分は「徳興市の銅採掘の歴史は唐・宋時代に始まっている。今の時代の企業にだけ責任を負わせるのは不公平」というもの。しかも、近年は汚水処理に2億元(約24億円)以上も費やしており、楽安河流域の水質もかなり改善された、と反論している。

結局、両者の言い分は平行線をたどっており、安全な飲料水は確保できないまま。住民に対する補償も全く進んでいない。(翻訳・編集/NN)

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