2011年11月29日、人民日報（電子版）によると、上海の地下鉄は毎日平均600万人余りが利用しているが、料金を支払わず不正に乗車している人の数が毎日平均2万人にも上る。

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不正乗車が極めて多い背景には、ネット上に「上海地下鉄のタダ乗り攻略法」なる書き込みが行われており、「改札を2人並んで通る」「かがんで素早く通る」「消防通路から入る」「人に頼んで高齢者や軍人用の無料パスを作る」など、どのようにして不正乗車をすればよいのかが事細かに紹介されていることがあるという。

事態を重く見た上海市の地下鉄管理部門は、公安機関と協力して駅構内の環境改善と乗車券の確認キャンペーン活動をスタート。1日目には、8カ所の駅で乗車券の確認をしたところ、318人の不正乗車が見つかった。

上海市地下鉄では、不正乗車に対しては本来支払うべき料金に加え、正規料金の5倍の罰金を徴収するなどの処置が取られることになっている。（翻訳・編集/岡田）