<中華経済>中国で空前の美術品投機ブーム、不動産と株の低迷で資金が向かう

Record China    2011年11月30日(水) 5時58分

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28日付香港・明報紙は、中国では不動産や株式市場の低迷を背景に、美術品に対する投機熱が高まっていると伝えた。

2011年11月28日付香港・明報紙は、中国では不動産や株式市場の低迷を背景に、美術品に対する投機熱が高まっていると伝えた。中国での美術品購入熱が高まり始めてから既に数年がたつが、2011年は不動産と株式の不振を背景に、美術品の投機に向かう資金が増えている。中国の伝統的な書画、著名画家の油彩画、明朝時代の骨董の花瓶など、これまでにない高値を付けている。オークション業界の関係者は、美術品は既にバブル状態だと言うが、中国には他に投資のチャネルが少ないため、当面は続きそうだ。

北京でこのほど行われたオークションでは、中国の著名画家・傅抱石(1904〜1965)の作品「毛主席詩意冊」が2億3000万元の高値で競り落とされ、秋の中国のオークションで最高を記録した。出品者は06年に1600万元で購入しており、わずか5年で価値が14倍に上昇したことになる。

同じく投資家と収集家に人気なのが、斉白石氏の作品。同氏の「松柏高立図」は中国の近現代絵画では世界記録を付けた。出品者は2007年に2000万元で購入したが、今年5月の落札価格は4億2550万元。4年で価値が21倍に増えた計算だ。(翻訳・編集/JX)

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