「西側の差別だ」、アイスランドの土地購入を断られた中国人企業家が反論―英メディア

Record China    2011年11月28日(月) 17時42分

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27日、アイスランド政府に土地買収申請を却下された中国人企業家、黄怒波氏が「西側国家の差別だ」と怒りをあらわにしている。写真は黄氏。

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2011年11月27日、アイスランド政府に土地買収申請を却下された中国人企業家、黄怒波(ホアン・ヌーボー)氏が「西側国家の差別だ」と怒りをあらわにしている。英BBC放送の中国語版ウェブサイトが伝えた。

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黄氏はアイスランドの国土の0.3%に相当する荒野300平方キロメートルを購入する計画を発表、世界的な注目を集めていた。2億ドル(約155億円)を投じてレジャー施設を建設する予定だと説明していたが、国際社会は北極航路開通の第一歩だと警戒を強め、アイスランド国内でも黄氏が中国中央宣伝部の出身であることに懸念を示す声が多く上がっていた。

同氏は中国国営の新華社通信に対し、「自分から売り込みにいったわけではない。先方の外資企業誘致に応じただけ」と強調。「アイスランド内部の党派争いが今回の申請却下の原因。自分はそれに巻き込まれた犠牲者」と不快感をあらわにした。

アイスランドのヨーナスソン内務相は25日、申請を却下したことについて「これは政府の最終決定。上訴はできない」と発表。また、同国政府によると、外国企業の土地購入には厳しい条件を課しており、黄氏はそれをクリアできなかった。

これを受け、黄氏は声明を発表し、「アイスランドの土地購入計画に政治的な意図は一切ない」と反論している。一方、同国のシグルザルドッティル首相は黄氏の投資計画には賛成の意を示しており、内務省の決定に落胆しているという。(翻訳・編集/NN)

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