「野菜用洗濯機」に見る中国の近代化=心と技術の融合を―韓国紙

Record China    2011年11月25日(金) 10時59分

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22日、韓国紙は野菜用洗濯機を開発した中国の家電大手ハイアールを例に、心と技術の融合の必要性を訴えた。写真は野菜を洗う湖南省農村部の女性。

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2011年11月22日、韓国の中央日報は、野菜用洗濯機を開発した中国の家電大手ハイアールを例に、心と技術の融合の必要性を訴えた。参考消息(電子版)が伝えた。

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中国の家電大手ハイアールは農村部で洗濯機の故障が頻繁に報告されることに注目した。調査の結果、衣服ではなく野菜を洗っていたために野菜くずが機械内部に詰まって誤作動を起こしていたことが判明し、ハイアールは野菜洗浄機能付きの洗濯機を開発した。振り返ってみると、韓国でも自国の食文化からキムチ専用冷蔵庫が生まれている。

世界的半導体企業のインテルでは文化人類学者が開発に参加し、途上国で自社製品を活用する方法を研究している。半導体という消費者が直接触れることのない製品を作るからこその心配りといえよう。

IT大国を自負する韓国はどうだろうか。ITインフラやデジタル化といった点では韓国に一日の長がある。だが、機能本位ではなく、技術が生活そのものに浸透していく「スマート時代」をリードしていく準備はできているのだろうか。求められるのは、人間の心と技術の融合なのだ。

融合とは大言壮語ではなく、自分自身の垣根を取り払った自由なアイデアとコミュニケーションから生まれる。仰々しいスローガンを叫ぶことに慣れきった私たちにとっては困難なことかもしれないが、社会が共通認識を持てば、新たなチャンスを創造していくことができるはずだ。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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