ベンツは退職者の車、アウディは腐敗の象徴…他国と異なる自動車ブランドイメージ―中国

Record China    2011年11月20日(日) 7時5分

拡大

14日、ニューヨーク・タイムズは、中国では海外メーカーの自動車に対して、他の国と異なるブランドイメージが形成されており、今後の各メーカーの販売戦略に対して大きな意味を持つことになるだろうと報じた。写真は北京で行われたモーターショーでのベンツブース。

(1 / 4 枚)

2011年11月14日、ニューヨーク・タイムズは、中国では海外メーカーの自動車に対して、他の国と異なるブランドイメージが形成されており、今後の各メーカーの販売戦略に対して大きな意味を持つことになるだろうと報じた。15日付で環球時報(電子版)が伝えた。

その他の写真

メルセデス・ベンツを例に挙げると、世界の大部分の国では「お金があり、体面を重んずる人が乗る車」というイメージがあるが、中国では「定年退職した老人の車」というイメージが強い。米国では大衆車の位置づけにあるビュイックも、中国ではラグジュアリーカーの1つに数えられている。

中でも最も強烈なイメージを持つ車はアウディA6である。南方都市であれ首都北京であれ、政府高官の半数がA6を選択するため、一般市民から見るとある種の腐敗イメージがつきまとっているという。

北京で18年の運転歴を持つタクシー運転手の王さんは「実際に政府高官の多くがアウディに乗っている。だからアウディとは問題を起こさないほうがいい。相手は恐らく重要な人物だろうから」と説明する。

上海の業界アナリスト・張豫(ジャン・ユー)氏は「こうした傾向は海外の自動車メーカーにとって重要な意味を持つ。中国はすでに世界最大の自動車市場になっており、中国でのブランドイメージを無視することはできない」と語っている。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携