実社会映し出すドキュメンタリーから初の長編アニメまで!過去最多で上映―中国インディペンデント映画祭

Record China    2011年11月16日(水) 15時16分

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12月3〜16日、今年で第3回目を迎える中国インディペンデント映画祭が東京で開催される。写真は上映作品のスチール。

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2011年12月3〜16日、今年で第3回目を迎える中国インディペンデント映画祭が東京で開催される。中国の経済発展を反映してか、インディペンデント映画を取り巻く状況も少しずつ変化を見せており、ある程度の出資をうけて製作される作品も増えてきている。しかも、徐々にではあるが、中国国内からも資金が集まるようになってきた。そんな中、今回の映画祭は上映作品10本。ゲスト数ともに過去最多での開催となる。

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とはいえ、中国のインディペンデント作品は国内上映の機会が非常に少なく、特に昨年から今年にかけては政府が民間の映画祭を中止させるなど、圧力が高まってもいる状況。だからこそ、激動する現代社会で生きる人々の不安感や、庶民のしたたかさがリアルに描かれているというのもまた事実だ。今回は、地方政府のトップに密着取材した「書記」や経済発展のための犠牲を強いられる村人を撮った「天から落ちてきた!」、社会の下層と呼ばれる人々のたくましさを描いた「占い師」など、今の中国を象徴するような人々を撮った優れたドキュメンタリーが集まる。また、中国初のインディペンデント長編アニメーション「ピアシングI」など、話題作も多数。商業映画からは知ることのできない、素顔の中国をうかがうことができる。

上映作品は10本。うち、フィクション4本、アニメ1本、ドキュメンタリー5本で、9本は日本初上映となる。全作品の監督が来日予定。

■中国インディペンデント映画祭2011(Chinese Independent Film Festival in Tokyo)

日程:2011年12月3日(土)〜12月16日(金)

会場:ポレポレ東中野

主催:中国インディペンデント映画祭実行委員会

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