欧州企業買収が新たなトレンドに、技術とブランド狙う中国企業―中国紙

Record China    2011年11月11日(金) 6時1分

拡大

9日、経済参考報は記事「欧州諸国の相次ぐ中国詣で」を掲載した。中国の資金が欲しい欧州、底値買いを狙う中国企業。両者の思惑は一致している。写真は9月、福建省アモイで開催された第15回中国国際投資貿易商談会。

(1 / 4 枚)

2011年11月9日、経済参考報は記事「欧州諸国の相次ぐ中国詣で」を掲載した。

その他の写真

1年前、中国企業の対外投資はアフリカとオーストラリアの鉱物産業が中心だった。しかし今、その狙いはアフリカから欧州、鉱物資源から技術とブランドへと移り変わっている。今年第3四半期までに中国企業による欧州企業買収は35件、103億5000万元(約8050億円)に達した。すでに昨年実績を大きく上回る水準だ。

債務危機で割安感がある欧州企業を「底値買い」しようと中国企業が虎視眈々(たんたん)と狙っている一方で、欧州側も中国企業の投資を欲している。8日、第3回中国対外投資商談会が開幕したが、ギリシャ、ポーランド、ベルギー、フランス、ドイツなどの企業や投資促進機構が顔をそろえた。

欧州というトレンドが盛り上がりを見せる一方で、懸念を表明する人もいる。中国輸出入銀行の劉連[舟何](リウ・リエングー)副総裁は海外投資のリスクについて注意を喚起した。貿易摩擦の急増、知的所有権争い、経済的ナショナリズム、保護主義の台頭……。リスクの水準を測り難いものも含まれており、慎重に行動するべきと訴えた。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携