薬用人参の宗主国はどっちだ?中韓の争いが本格化―中国誌

Record China    2011年11月9日(水) 14時22分

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7日、薬用人参といえば、韓国の「朝鮮人参」や「高麗人参」が長きにわたって代表的なブランドとなっているが、実際は中国の薬用人参の産出量は韓国の約20倍にのぼる。写真は中国産の薬用人参。

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2011年11月7日、薬用人参といえば、韓国の「朝鮮人参」や「高麗人参」が長きにわたって代表的なブランドとなっているが、実際にはその原材料を中国から購入して欧米や東南アジア、さらには中国に対してもきわめて高い価格で販売してきた。中国経済週刊が伝えた。

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中国の薬用人参の産出量は韓国の約20倍だが、輸出による利益高は10分の1にとどまっている。業界関係者によれば、韓国の薬用人参として市場に出回っているものは実際にはおよそ半数が中国産。これを仕入れ値の数十倍の値段で中国を含む世界各地に輸出してきた。

ところが、近年は中国でも薬用人参を一大産業にしようとする動きが活発化、国際市場にも参入し始めている。薬用人参の栽培に関わる企業も約2万社に増えた。中国ブランドの「長白山人参」「吉林人参」は値上がりし、国際的な知名度も上昇。代表的な産地である吉林省白山市万良鎮(村)の取引市場でも取引価格が前年の2倍となっている。

これに伴い、韓国が中国から輸入する薬用人参のコストも約3倍に跳ね上がってしまった。今後、中韓企業の薬用人参の価格、販売、ブランドなど全面的な主導権争いが起こるのは確実だと見られている。(翻訳・編集/岡田)

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