丹羽駐中国大使が清華大で講演、「日中は夫婦関係にも勝る」=好評で時間延長―北京市

Record China    2011年10月21日(金) 9時2分

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19日、丹羽宇一郎駐中国大使が北京の清華大学で講演を行い、未来の日中関係や中国経済、中国への期待などについて述べた。写真は丹羽大使。

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2011年10月19日、丹羽宇一郎駐中国大使が北京の清華大学で講演を行い、未来の日中関係や中国経済、中国への期待などについて述べた。環球網が伝えた。

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丹羽大使は日中関係について、「そのきずなは夫婦関係にも勝る」と表現する。両国が仲良くすれば双方にメリットがあるが、仲違いをすれば双方が傷を負うというもの。大使は「来年は1972年の国交正常化からちょうど40年を迎える」と友好関係を強調する一方で、中国に対し、「軍隊のコントロール」と「軍事面の透明度を上げること」を注文した。

中国経済については、今は日本でいえばちょうど経済が急成長した1955年〜1973年に相当するとしたが、「その発展モデルはどの国もまねできない。欧米も日本も発展までの道のりは中国とは異なる」と強調。日本は労働者の学歴や質が高く、内需の拡大が経済発展を牽引したが、中国は投資に頼る部分が大きいと指摘した。

講演終了後、質疑応答が行われた。日中両国に横たわる「誤解」について質問されると、「90%以上の中国人が日本に行ったことがないし、日本人を見たこともない。特に農村部の人は、日本人はテレビに出てくる軍国主義分子だといまだに思っている」と指摘、両国メディアに中国と日本の真の姿を伝えるよう求めた。

講演・質疑応答は予定の時間を30分オーバーして終了した。参加した中国の若者は「想像していたよりずっと良かった。日本の高官は偉ぶらず、親しみやすいと思った」と話していた。(翻訳・編集/NN)

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