中国社会の「冷たさ」示したひき逃げ事件=被害の少女に回復のきざし―広東省仏山市

Record China    2011年10月19日(水) 10時48分

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18日、南方日報は、広東省仏山市のひき逃げ事件の被害者・悦悦ちゃんにわずかながら回復の兆候が見られたと報じた。車にひかれ、倒れた少女を通行人が見て見ぬふりで通り過ぎた事件は社会に大きな衝撃を与えた。写真は16日、治療を受ける悦悦ちゃん。

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2011年10月18日、南方日報は、広東省仏山市のひき逃げ事件の被害者・悦悦ちゃんにわずかながら回復の兆候が見られたと報じた。

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13日、仏山市で凄惨なひき逃げ事件が起きた。ある路地でワゴン車が2歳の少女・悦悦ちゃんに衝突。そのまま走り去った。地面に横たわり動けない悦悦ちゃんを通行人は見て見ぬふり。監視カメラがとらえた映像ではなんと18人が瀕死の少女の脇を通り過ぎている。

その間にやってきた別の車が悦悦ちゃんをひいてしまうという第二の事故まで起きている。「助け合いの精神はもはや中国社会から消え去ってしまったのか」と多くの人を嘆かせる、衝撃的な事件となった。

悦悦ちゃんの怪我は重傷で、医師は回復の見込みは薄く、植物状態になる可能性もあるとコメントしていた。17日午後、悦悦ちゃんの母親・曲さんはマイクロブログを開設、悦悦ちゃんの容体を伝えた。まだICUでの治療が続いており自発呼吸はできないものの、手や足に知覚反応が確認されたという。医師も想像より状況はいいと話しているという。(翻訳・編集/KT)

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