家出児童や生活困窮者の保護施設運営者、入所女児への乱暴で拘束―広東省深セン市

Record China    2011年10月13日(木) 20時8分

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13日、中国・広東省深セン市で女児に乱暴したとしてある男が拘束された。男は、生活困難者や家出児童の保護施設を運営していた“慈善家”だったため、波紋が広がっている。写真は北京市のある児童保護施設。

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2011年10月13日、中国・広東省深セン市で女児に乱暴したとしてある男が拘束された。男は、生活困難者や家出児童の保護施設を運営していた“慈善家”だったため、波紋が広がっている。南方都市報の報道。

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9月初旬の早朝、路上を徘徊(はいかい)している9歳の女児を市民が見つけ、声をかけた。女児には帰る家がないらしい。警察に届けると、地元の保護施設「愛心之家」に女児を一時預けることで対処することに。しかし女児は断固としてそれを拒絶した。理由を尋ねると、女児はすでにその施設に滞在しており、その施設長に乱暴を受けたという。

生活困難者や家出児童を受け入れていた「愛心之家」は07年5月に設立された民間組織。地元自治体の民政部にも登録済の合法的な施設で、これを設立した張海文(ジャン・ハイウェン)氏(56歳)は、これまでに慈善家として「深セン市愛心大使」など幾度も市から表彰を受けていた。

しかし、警察の調べでは女児の話した通り、女児の身体には暴行を受けた際のけがが確認され、張は拘束された。張はもともと湖北省出身の出稼ぎ工。日雇いや電気工、運送業を経て施設を設立。都会に出てきて路頭に迷った地方出身者のシェルターになっていた。(翻訳・編集/愛玉)

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