カキなど貝類、高濃度の汚染が明らかに=中国の工業廃水―台湾メディア

Record China    2011年10月8日(土) 7時3分

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3日、中国広東省の河川・珠江の工業排水による汚染が深刻となっており、専門家は安全のために一帯で取れる海産物を生食する習慣を改める必要があると指摘している。写真は広東省深セン市で09年12月に行われたカキの収穫祭。

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2011年10月3日、台湾・今日新聞(NOW NEWS)によれば、中国広東省の河川・珠江の工業排水による汚染が深刻となっており、専門家は安全のために一帯で取れる海産物を生食する習慣を改める必要があると指摘している。中国本土のメディアが注意を呼び掛けた。

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専門家によれば、珠江河口の水に含まれる重金属成分と有機性汚染物質は基準値を超えており、特にカキに含まれる銅は基準値の740倍、カドミウムは90倍という重度の汚染で、大量に食べると健康に悪影響を及ぼす危険性が高いという。貝類は内蔵部分は汚染が激しいものの、筋肉部分には重金属などの蓄積が少ないことが分かっており、食用の際には内蔵部分を除去すれば比較的安全だとしている。

広東省周辺の海洋汚染が依然として深刻な背景には、工業廃水の処理コストが高く、むしろ違法に垂れ流して処罰される罰金の方が安く済むという現状がある。仮に排水処理装置を設けていてもその稼働コストを惜しむ企業が多く、行政による検査の時だけ稼働させ、検査員が立ち去ると装置を停止させてしまう工場も多いという。(翻訳・編集/岡田)

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