2011年9月28日、中国の「飛び込み女王」こと元女子飛び込み国家代表選手の郭晶晶（グオ・ジンジン）が、香港で講演会に登場。大学生の前で選手時代の自分を語った。新浪網が伝えた。

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04年のアテネ五輪、08年の北京五輪の飛び込み種目で合計4個の金メダルを獲得した郭晶晶は、中国の元国宝級アスリート。その美貌と圧倒的な実力で国民的スターになった彼女だが、今年1月に残念ながら現役引退を発表。現在は中国人民大学で学びつつ、コーチとしても活動している。

28日、香港学生発展会主催の講演会「夢想。起飛」に登場した郭晶晶は、2000人の大学生を前に選手時代を回顧。骨折や網膜剥離など、たびたびのアクシデントで苦しんだ現役時代、「練習で古傷が痛んでとても跳べるような状態じゃない時もあったけれど、とにかく頑張り続けた」という。彼女を奮い立たせたのは、表彰台に上がった時に感じる高揚感と達成感。「どんな時でも、自分の決めた目標にがむしゃらに向かってゆけば、必ず結果は得られるはず」と、自らの心身を以って経験した確かな感覚を語っていた。

わずか15歳で最初の五輪に出場。現役時代には反抗心も強く、恩師からわざと離れた飛び込み台へ行って練習したこともあるという。競技を始めたのは、水泳が苦手だった子供時代、それを克服するのが目的で小学校の飛び込みチームに入ったのがきっかけ。集まった大学生たちには、「人生の中で、チャンスに恵まれるきっかけはいつでも自分のそばにあると思う。人生を変える契機を、少し苦しいからといって簡単にあきらめないで」と、強く話していた。（翻訳・編集/Mathilda）