野田首相はドジョウ精神だけで日本の外交的課題を解決できるか?―SP華字紙

Record China    2011年9月12日(月) 11時56分

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10日、自らを「ドジョウ」と称した野田首相の新内閣が発足。今の日本が抱える外交問題はこの「ドジョウ精神」の解決できるのだろうか?

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2011年9月10日、シンガポール華字紙・聯合早報(電子版)は「ドジョウ外交で日本の外交問題を解決できるか?」と題する署名記事を掲載した。作者の侯金亮(ホウ・ジンリャン)氏は重慶西南大学ニュースメディア学院の研究生。以下はその要約。

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「服を着替えている間に首相が変わる」と某メディアが揶揄するほど短命な日本の首相たち。新首相に選ばれた野田佳彦氏は、鳩山由紀夫氏のような政治家としての家柄や岡田克夫氏のような財力もなければ、前原誠司氏のような魅力的な外見も持たない。自らを「ドジョウ」と称した野田首相は、ドジョウのような生命力で政権を維持しようとしている。

野田氏はこれまで対中強硬策を主張。靖国神社参拝や「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」との発言から、民主党内ではタカ派とされていた。しかし、新首相になって4日後の9月6日には中国の温家宝(ウェン・チアバオ)首相や韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領、ロシアのメドヴェージェフ大統領と電話会談を実施。さらに10月には中国を訪問すると発表。昨年9月の尖閣諸島漁船衝突事件以来冷えきった日中関係の修復に意欲を見せている。

野田首相の外交政策は始まったばかり。これまでのタカ派のイメージを和らげ、国内の制約を受けながらも外交上の柔軟性を示していかねばならない。難問山積の現状を解決するにはドジョウ精神だけでなく、知恵や勇気、信念も必要だ。(翻訳・編集/本郷)

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