日本の新政権はどこまでできる?前途多難な野田新内閣―中国メディア

Record China    2011年9月5日(月) 12時10分

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2日、中国メディアが野田新内閣についての評論記事を掲載、組閣について一定の評価をするものの困難な局面は変わらないと指摘した。写真は国会議事堂。

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2011年9月2日、中国評論新聞網は、野田新内閣についての評論記事を掲載した。以下はその概要。

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野田新首相は2日間で組閣任務を完了、新政権の船出を宣言した。09年9月に民主党が政権を取って以来3人目の首相となる。新政権が民主党内をまとめあげ難関を乗り切ることができるか、国会で野党との協力に成功するかが、野田内閣だけでなく民主党政権の余命をも決定づける可能性が高い。

野田内閣の平均年齢は58.3歳。民主党政権の中では最も若い。初入閣した10人のうち2人が女性だ。「反小沢派」「親小沢派」の双方を取り込み、党内各勢力のバランスを保った、挙党一致体制を文字通り実現させた。自身は反小沢陣営に属する首相だが、党幹事長には親小沢で知られる輿石東参議院議長を抜擢。輿石幹事長は立場上親小沢色を薄めざるを得ず、小沢氏の党員資格停止処分の解除にも一定の歯止めがかかる。

野田首相は一貫して野党との大連立に積極的な姿勢を示してきたが、自民党はこれに否定的なため、野党に対する低姿勢と各界からの支持を取り付けによって与野党協力を求める世論を喚起する戦略だ。新政権に課せられた最初の課題は、11年度第3次補正予算案の可決によって、被災地復興の資金を確保することにつきる。首相は復興税により予算の一部をまかなうことを主張しているが、民衆党内にも反対の声が根強く、野党にも反対意見が存在するため、増税を実現できるかは不透明だ。

野田政権が世論の支持を回復するには、目に見える成績を上げるしかない。しかし「ねじれ国会」に翻弄されるようなら「短命」は避けられないだろう。(翻訳・編集/津野尾)

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