中国の製造業はアップグレードしないと「死」に直面する―米メディア

Record China    2011年9月1日(木) 4時58分

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30日、米メディアは「中国の製造業の発展は困難に直面し、ハイテク化は必須で、でなければ“死”に直面するだろう」と報じた。写真は中国安徽省のアパレル工場。

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2011年8月30日、米金融情報サイト・ブルームバーグは「労働供給の減少により、中国はアップグレードするか、死を選択するしかない」と題した記事を掲載した。中国は人口の減少による労働力不足、賃金や土地の価格の高騰など問題に直面し、企業は産業のモデルチェンジの必要性に迫られている。環球網が伝えた。

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浙江省寧波市で紡績業の同族企業を営む林常傑(リン・チャンジエ)さん(29歳)の場合、彼の工場では工員が減り続け、やむなく賃上げに踏み切り、生き残りをかけて新しい道を模索している。「工賃はずっと右肩上がり。私たちは工員の仕事のできが悪くても、それを口に出すことができない。言えば彼らはすぐに仕事を辞めてしまう」。このような経営危機に直面し、林さんは会社を今流行りのオンラインショップにしようと試み、コスト削減になればと期待している。

国連の推計では、中国の15〜24歳の若者はファストクローズ、玩具、電子工場の主力人員となっているが、この主力人員は15年後までに6200万人減少し、2025年には1.64億人になるという。

人口増加率の低下により、将来的に労働力の供給が減少する。これにより、企業は産業シフトの必要に迫られ、ハイテク産業や高価な製品に転換しなければならなくなる。このような現象は60〜70年代の日本でも見られた。香港の経済アナリストは、中国が今後5年ほどの短期間でモデルチェンジを図れば、困難を乗り切り、さらに経済成長の低迷も免れるだろうと分析した。

現在、中国は労働者の賃金や土地の値段が日々上がり続けている。その中で、衣類、靴、家具などの輸出依存型のローテク業種は製造業としての成立が困難な状況になっている。浙江省温州市の光電企業のマネージャー・徐匯(シュー・ホイ)さんは、サングラス製造からLEDや太陽電池の部品製造に転業した。彼女は「ハイテクか付加価値の高い産業でなければ、滅びるしかない」と述べた。(翻訳・編集/若林亜希)

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